高温多湿と光は避けて!コーヒーの保存方法を解説
■コーヒー豆を保存する際の注意点
コーヒー豆を購入した際に、保存方法で迷う方は多いでしょう。保存方法を知らなければ、どのくらいの温度が適しているのか、どこに収納すればいいのかなどが分からなくて、コーヒー豆の風味が落ちる可能性があります。そのため、保存の際の注意点を理解しておきましょう。 コーヒー豆の保存で大切なのは、酸化させないことです。酸化すれば風味が落ちて味が損なわれるため、なるべく豆を酸素に触れさせないように注意してください。 また、高温と多湿を避けることも重要です。温度が高ければ高いほど酸化は早まりますし、湿気は品質が落ちる原因になります。カビが生える恐れもあります。そのため、熱くなる場所や湿度が高い場所には置かないようにしてください。 さらに、紫外線や電灯も避けましょう。強い光を浴びることで、コーヒー豆は劣化して、風味が落ちます。なるべく光が当たらない場所で保管するのがおすすめです。 におい移りにも気をつけましょう。コーヒー豆には無数の小さな穴が空いており、空気に触れることで、他の物の香りを取り込んでしまいます。コーヒー本来の香りが逃げてしまうため、密閉容器に入れて保存してください。
■保存期間によって適切な保存方法は異なる
具体的な保存方法は、コーヒーの保存期間によって異なります。どのくらいの期間保存するのかによって、容器や場所を工夫する必要があるでしょう。 1週間以内に飲みきるという場合は、遮光性や密閉性のある容器に入れて、常温で保存しましょう。たとえば、缶やキャニスターなどがおすすめです。 ただし、急激に高温になる可能性がある場合は、冷蔵庫で保存してください。夏場は気をつけましょう。 2週間程度で飲みきるのであれば、密閉袋に入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。ジップロックなどに入れて、なるべく空気を抜いてから保存してください。そうすることで、空気にあまり触れることなく、酸化を最低限に抑えられます。 1ヶ月程度保存する場合は、アルミバッグに入れて冷凍庫に入れましょう。コーヒー豆を冷凍することに驚く方もいるかもしれませんが、すぐに飲めない時には有効な保存方法です。 ただし、保存期間が長くなることで、どうしても風味は落ちます。できれば早めに飲むことが理想的だと言えるでしょう。
■コーヒー豆は腐る?
保存方法を誤ってしまうと、コーヒー豆が酸化して傷む恐れがあります。たとえば酸っぱい味がしたり、香りが薄くなったりします。ただし、あくまでも酸化しているのであって、腐っているわけではありません。 しかし、場合によってはカビが生えていることも考えられます。美味しくないと感じることが多いため、あまりにも長く保存しているコーヒー豆はあまり使わないようにしましょう。 それでも飲みたいという場合には、カビが生えていないかを確認した上で、豆の量を増やすなどして飲んでください。そのまま飲むのではなく、アレンジするという方法もおすすめです。